まっ,理想はもちろん,こん.なのなんでしょうけどね;-P。
パームOS搭載機「バイザー」のハンドスプリング社は,バイザーを携帯電話のように使用できる「バイザーフォン」を年内に米国で発売する。通話機能のほか,電話会議,通信履歴,14.4kbpsのデータ通信,PIM機能との連動などを提供する。来年初頭にはヨーロッパでも発売する予定。
携帯電話が続々と進化しているが,PDAの拡張も盛んだ。だが,もしかしたら双方の行き着く場所は同じ場所なのかもしれない。京セラの発表したパームOS搭載携帯電話「pdQ」(ASCII24の記事)もそうだろうし,本家パームも携帯電話モジュールをリリース(ZDNet Newsの記事),すでに将来の,誰もがポケットに入れている携帯端末の姿は見えてきている。
だが,日本はいまのところ蚊帳の外といってもいい。日本でPADの携帯電話モジュールを発売するには,NTTドコモかauの下に降らなければいけない。いや,auには,実質,フィジカルな面でも,メンタルな面でも,強さはないので,残るはドコモしかない。そしてそんな提携に有意義さはない。バイザーフォンは,SBCワイヤレス社,ベルサウス社,パワーテル社,ボイスストリーム社のような,幾多の競争心ある通信事業者があってこそ,着実にそのデバイスの強さを見せつけていける。日本はiモードで世界の先端をいっているなんて愚かなことを云っているようだが,日本の通信業界の姿は鎖国状態だ。パームもバイザーも利用を決めたGSMの入り込む余地がない,この島国など,あっさりと取り残されるよ。
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